「楽天ターボ(Rakuten Turbo)とソフトバンクエアー(SoftBank Air)、似たようなサービスだけど、どっちがいいの?」
そう思って調べ始めた方、多いのではないでしょうか。
どちらも工事不要で使える手軽なホームルーターとして人気ですが、よく見ると速度や料金、キャンペーン内容にけっこう差があります。
この記事では、公式情報と最新のユーザーの口コミをもとに、それぞれの特徴や違いをわかりやすく整理。
あなたの使い方にぴったりなのは楽天ターボなのか?それともソフトバンクエアーなのか?選びやすくなるようにまとめました。
それではさっそく、詳しく見ていきましょう!
楽天ターボとは
画像引用元:Rakuten Mobile
楽天ターボは、楽天モバイルが提供しているホームルーター型のインターネットサービスです。
大きな特徴は、工事が一切不要で端末が届いたらコンセントにつなぐだけで、すぐにWi-Fi環境が整うという手軽さです。
このサービスは楽天回線を利用しており、楽天回線のエリア内であれば、データ容量は無制限で使い放題。
もし、楽天回線がつながらない場所では、代わりにパートナー回線(au回線)に自動的に切り替わりますが、その場合は月5GBまでの通信量制限があります。
また、楽天ターボは契約した住所での使用が前提となっており、モバイルルーターのように外へ持ち出して使うことはできません。
楽天モバイルのスマートフォンをすでに利用している方には、月額料金が割引される特典もあり、楽天のサービスをまとめて活用している方には特に相性の良いサービスなんです。
ソフトバンクエアーとは
画像引用元:株式会社eCALL
ソフトバンクエアーは、ソフトバンクが提供する自宅向けのWi-Fiサービスで、こちらも工事不要で始められるホームルータータイプのインターネットサービス。
特徴的なのは「Airターミナル」という専用のルーターを使って、SoftBankの4G・5G回線を利用した高速通信ができる点。
料金プランはシンプルで、端末代を分割払いで購入する場合、そのぶん月額料金に割引があり、実質的には月4,180円(税込)から利用できます。
さらに、他社からの乗り換えで発生する違約金を、最大10万円まで補助してくれるキャンペーンもあり、初めて導入する方にとっては始めやすい環境が整っています。
また、Airターミナルはバージョンによって性能が異なり、最新モデルの「Airターミナル6」は、5G対応でより高速かつ安定した通信が可能。
特に、動画視聴やオンラインゲームなど、安定性とスピードを求める方にはおすすめ。
楽天ターボとソフトバンクエアーの違い
楽天ターボとソフトバンクエアーは、どちらも「工事なしですぐ使える」という共通点がありますが、実際には通信の仕組みや速度、料金などにさまざまな違いがあります。
以下の表で、楽天ターボとソフトバンクエアーの主なポイントをまとめてみました。
楽天ターボ | ソフトバンクエアー | |
---|---|---|
通信回線 | 楽天回線(エリア外はau回線) | ソフトバンク回線(4G・5G対応) |
最大通信速度(下り) | 最大150Mbps(理論値) | 最大2.7Gbps(Airターミナル6) |
月額料金(税込) | 4,840円(楽天モバイル契約者は3,685円) | 実質4,180円〜(キャンペーン適用時) |
通信制限 | 楽天回線エリア内は無制限/au回線は月5GBまで | 基本的に無制限(混雑時に速度制御が入る場合あり) |
契約期間 | なし(いつでも解約OK) | 実質4年(端末代の分割払い+月額割引) |
対応エリア | 楽天回線エリア中心 | ソフトバンク回線の全国対応 |
楽天ターボは、料金がわかりやすく、楽天ポイントも活用できるため、楽天ユーザーには特におすすめ。
一方、ソフトバンクエアーは通信速度の速さと、豊富なキャンペーンが魅力です。
自分が住んでいる地域で、どちらの回線が快適に使えるか?
また、何を重視するか(料金・速度・手軽さなど)をもとに選ぶと、後悔のないインターネットサービス選びができるでしょう。
通信速度の比較
ホームルーターを選ぶときに気になるのが、「どれくらい速くインターネットが使えるのか?」という点では?
楽天ターボとソフトバンクエアーは、どちらも工事不要で手軽に使えるサービスですが、通信の速さや安定性には違いがあります。
ここでは、理論上の速度と、実際の使用感に近い実測値の両方から比べてみましょう。
下り・上り速度(理論値)
まずは公式で発表されている、理論上の最大通信速度を比較してみましょう。
楽天ターボは、楽天モバイルの4G LTE回線を使用しており、下り最大150Mbps、上り最大50Mbps。
ソフトバンクエアー(Airターミナル6)は、5Gにも対応しており、下り最大2.7Gbps、上り最大183Mbpsと、楽天ターボよりもかなり高速です。
ただし、これらの数値はあくまで理論値。
実際の通信環境や時間帯によって、速度は大きく異なる場合があります。
実測値・時間帯ごとの速度差
続いて、実際のユーザーの声をもとにした平均的な通信速度の目安を、時間帯別に見てみましょう。
楽天ターボ(平均) | ソフトバンクエアー(平均) | |
---|---|---|
朝(6〜9時) | 約15〜30Mbps | 約40〜100Mbps |
昼(12〜14時) | 約10〜25Mbps | 約30〜80Mbps |
夜(20〜23時) | 約5〜15Mbps | 約20〜50Mbps |
楽天ターボは、特に夜間など回線が混みやすい時間帯になると、速度が落ちる傾向があります。
一方、ソフトバンクエアーも多少の変動はありますが、比較的安定して使える印象です。
月額料金と初期費用
通信サービスを選ぶうえで、毎月の料金や初期費用がいくらかかるのかは、やっぱり気になるところ。
楽天ターボとソフトバンクエアーは、どちらもキャンペーンや割引を活用すると、実際の支払額がグッと変わります。
ここでは、楽天ターボとソフトバンクエアーの月額料金と初期費用をわかりやすく比べてみましょう。
月額料金とキャンペーン適用後の実質価格
両サービスとも割引や特典が充実しているため、通常料金と実質的な支払い額が異なります。
そこで、以下の表で整理してみましょう。
楽天ターボ | ソフトバンクエアー | |
---|---|---|
通常月額料金(税込) | 4,840円 | 5,368円 |
割引後料金(税込) | 3,685円(楽天モバイル契約時) | 実質4,180円〜(端末割引適用時) |
契約期間 | なし(縛りなし) | 実質4年(端末割賦+割引適用) |
キャッシュバック | なし | 最大10万円(他社からの乗り換え時) |
楽天ターボは契約の縛りがなく、シンプルで分かりやすい料金体系が魅力。
一方で、ソフトバンクエアーは割引やキャッシュバックが手厚く、うまく活用すると実質的にはオトクになる可能性があります。
初期費用・端末代・事務手数料の比較
楽天ターボとソフトバンクエアーの初期費用についても、比較しておきましょう。
端末代や契約時の手数料などは、契約後すぐに発生する費用なため、事前に把握しておくと安心できるでしょう。
楽天ターボ | ソフトバンクエアー | |
---|---|---|
端末代 | 無料(レンタル) | 71,280円(36〜48回払い/割引あり) |
事務手数料 | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) |
解約時の端末返却 | 必須 | 購入のため基本返却不要(条件あり) |
楽天ターボは端末がレンタル形式なため、初期費用を抑えられますが、解約時には端末の返却が必要。
ソフトバンクエアーは分割購入方式ですが、月額料金からの割引によって端末代が実質無料になるキャンペーンが用意されており、長く使う予定ならお得感があります。
エリア対応状況
いくら性能や料金が魅力的でも、そもそも自分の住んでいる場所で使えなければ意味がありません。
楽天ターボとソフトバンクエアーでは、対応エリアに大きな差があります。
そのため、事前に自分の地域が対象になっているかどうかを、しっかり確認しておきましょう。
提供エリアの広さ
楽天ターボは、楽天モバイルの回線エリア内での利用が基本です。
都心部では比較的カバーされていますが、郊外や地方ではパートナー回線(au回線)に頼るケースが多く、その場合は月5GBまでの通信制限があります。
一方、ソフトバンクエアーは、全国の広範囲でソフトバンクの回線が利用でき、5Gにも対応。
都市部だけでなく、地方エリアでも比較的つながりやすいのが強みです。
対応確認方法と注意点
両サービスとも、申し込み前に公式サイトで「住所判定」が可能。
住所や郵便番号を入力するだけで、利用可能かどうかがすぐにわかります。
ただし、対応エリア内であっても、建物の構造や周囲の環境によって電波が届きにくい場合もあるので注意が必要。
楽天ターボの場合は、30日以内なら返品できる「初期契約解除制度」が利用できるので、試しに使ってみて判断するのもひとつの方法ですよ。
通信制限と使い放題の条件
「データ使い放題」と聞くと、どれだけ使っても安心!と思うでしょう。
でも実は、サービスによって“使い放題”の中身には違いがあるんです。
楽天ターボとソフトバンクエアーも一見同じように見えて、通信制限のルールや速度制御の仕組みがそれぞれ異なります。
ここでは、双方の違いをわかりやすく解説します。
ソフトバンクエアーの速度制限の有無
ソフトバンクエアーは「データ容量無制限」をうたっており、基本的には月間の使用量に上限はありません。
ただし、ネットワークが混み合う時間帯や場所によっては、通信速度が一時的に落ちることがあります。
特に夜間や週末など、利用者が集中しやすい時間帯は速度が遅くなる場合があるという口コミもあります。
速度制御の有無は公式には明言されていませんが、実際の使用環境では「なんとなく遅いな」と感じる瞬間もあるかもしれません。
とはいえ、普段使いのインターネット利用や動画視聴などには問題ないレベルなので、大きな不満を感じることは少ないでしょう。
楽天ターボの速度管理ポリシー
楽天ターボも、楽天回線エリア内であれば基本的にデータ通信は無制限で利用できます。
ただし、短時間に大量のデータ通信を行った場合や、エリアの混雑状況によっては速度制御がかかる場合があります。
また、楽天回線が届かないエリアでは自動的にパートナー回線(au回線)に切り替わりますが、その場合は月に5GBまでという明確な制限あり。
5GBを超えると速度が大幅に制限されるため、安定して楽天回線につながるかどうかが快適さのカギとなります。
設置や工事の有無
インターネット回線というと、どうしても「工事が必要」「立ち合いが面倒」といったイメージがあるでしょう。
でも、楽天ターボもソフトバンクエアーも、届いたその日からすぐ使える“工事不要”のホームルーター。
ここでは、設置の簡単さや初期設定のしやすさについて紹介します。
工事不要のポイント
どちらのサービスも、面倒な配線工事や専門スタッフの訪問は一切不要。
ルーターが届いたら、コンセントに差し込むだけで準備OK。
すぐに、Wi-Fi環境が整います。
楽天ターボは、契約時に登録した住所での使用が前提となる「固定利用型」のサービス。
そのため、使用場所を変えたいときは、楽天への住所変更手続きが必要です。
一方、ソフトバンクエアーは、端末を持ち運んで引越し先でも使うことが可能。
ただしこちらも、引越しの際には事前に住所変更の申請が必要になります。
設置手順と初期設定のしやすさ
楽天ターボとソフトバンクエアー、どちらも初期設定はとても簡単。
楽天ターボは、電源を入れると自動的に設定が始まり、Wi-Fiのパスワードを入力するだけで利用開始できます。
ソフトバンクエアーも同様でコンセントにつなげば、すぐにネットが使える状態になります。
スマホやパソコンでWi-Fiに接続するだけなので、専門知識がなくても迷うことはありません。
契約期間と違約金
通信サービスは、契約期間や解約時のルールも大切なポイントです。
「いつでもやめられるのか?」「違約金がかかるのか?」など、事前に確認しておくことで後悔を防げるでしょう。
ここでは、楽天ターボとソフトバンクエアーの契約期間や解約条件を比べてみましょう。
契約年数と自動更新の有無
楽天ターボは、契約期間の縛りがないのが特徴。
いつでも自由に解約でき、違約金などもかかりません。
短期利用やお試しで使いたい方にも、ぴったりな柔軟なプランです。
一方、ソフトバンクエアーは実質的に「4年契約」に近い形です。
というのも、端末を分割払いで購入し、月額料金の中で割引が適用される仕組みになっているため、途中で解約すると残りの端末代金を一括で支払う必要あり。
解約時の費用と注意点
楽天ターボは違約金こそありませんが、端末はレンタル形式になっているため、解約時には返却が必要。
もし。返却しなかったり破損していた場合は、端末の損害金が請求される可能性があります。
一方、ソフトバンクエアーは端末を購入するスタイルのため、基本的には返却不要。
ただし、契約期間中に解約する場合は、端末の残債が発生する点には要注意。
解約のタイミングによっては予想外の費用がかかる場合もあるので、契約前に条件をしっかり確認しておきましょう。
キャンペーン・キャッシュバック
インターネットの契約をするなら、少しでもお得に始めたいでしょう。
楽天ターボとソフトバンクエアーは、どちらもさまざまなキャンペーンを用意しています。
内容はそれぞれ異ないますので、しっかり比較して、自分に合ったものを選びましょう。
楽天ターボの特典内容
楽天ターボの特典はシンプルですが、楽天モバイルを利用している人にとってはとても魅力的です。
楽天モバイルの契約者なら、毎月の料金が1,155円割引されて、月額3,685円で使えます。
また、楽天ポイントが貯まりやすく、支払いにも使えるので、楽天市場などで買い物をする機会が多い人にはうれしい仕組み。
派手なキャッシュバックはありませんが、楽天サービスとの相性が良く、継続的にお得を実感できる内容になっています。
ソフトバンクエアーの乗り換えサポート
ソフトバンクエアーは、他社からの乗り換えをしっかりサポートしてくれるのが特長。
乗り換え時にかかる解約金や違約金などを、最大10万円まで補助してくれるキャンペーンが用意されています。
さらに、端末代金は月額料金のなかで割引され、条件を満たせば実質0円に!
タイミングによっては、PayPayポイントがもらえるキャンペーンなども行われており、上手に使えばとてもお得に始められますよ。
楽天ターボ・ソフトバンクエアーが向いている人・おすすめの選び方
料金や速度、キャンペーン内容だけでは決めきれない…そんなときは、「自分の使い方に合っているか」を基準に選ぶのが一番です。
そこで、楽天ターボとソフトバンクエアー、それぞれに向いている人の特徴をまとめました。
楽天ターボが向いている人
楽天ターボは、契約期間の縛りがないため、短期間だけ使いたい人にもぴったり。
また、楽天のサービスと組み合わせて使うと、料金面でも大きなメリットがあります。
ソフトバンクエアーが向いている人
ソフトバンクエアーは通信速度に優れていて、速度を重視したい人に向いています。
乗り換えキャンペーンも充実しているため、別の回線からの切り替えを考えている人にもおすすめ。
楽天ターボとソフトバンクエアー利用者の口コミと評判
実際に使っている人の感想は、とても参考になるでしょう。
ここでは、楽天ターボとソフトバンクエアーそれぞれの利用者の口コミを紹介しながら、実際の使い心地を見ていきましょう。
楽天ターボの利用者の声
楽天ターボを使っている人からは、「すぐに使い始められて便利」「設定が簡単で助かった」といった好意的な声が目立ちました。
「楽天モバイルと一緒に使って料金が安くなった」という、満足の声も多くありました。
一方で、「夜になると速度が落ちる」「地方だと楽天回線につながりにくい」といった不満の声も。
楽天ターボは、エリアによって使い心地に差があるようなので、事前にエリア確認が必須です。
ソフトバンクエアーの評判
ソフトバンクエアーのユーザーからは、「動画も快適に見られて満足」「5G対応で速い」といった評価が多く、特にAirターミナル6を使っている人からは速度に対する満足度が高い傾向があります。
ただし、「建物によっては電波が入りにくい」「キャンペーンの条件が分かりづらかった」という声もあるため、申し込み前にしっかり内容を確認することが大切。
楽天ターボやソフトバンクエアー乗り換え時の注意点
今使っているインターネット回線から、楽天ターボやソフトバンクエアーに乗り換えようと思ったとき、注意したいポイントがいくつかあります。
特に、解約のタイミングや端末の返却ルールをよく確認しておかないと、思わぬ出費がかさむことも。
ここでは、スムーズに乗り換えるための大切なポイントをまとめました。
契約タイミングと切り替え方法
乗り換えでありがちな失敗は、「先に今の回線を解約してしまい、新しい回線がまだ届いていない…」というケースです。
楽天ターボもソフトバンクエアーも、工事不要で届いたその日から使える点が便利なポイントですが、念のため新しい機器が自宅に届いてから、今の回線を解約するのがおすすめ。
ソフトバンクエアーは申し込みから端末の到着まで数日かかる場合もあり、早めに申し込んでおくと安心できるでしょう。
また、楽天ターボも申し込み後に本人確認やエリア確認の手続きがあるため、乗り換えを考え始めたら、少し余裕をもって準備を始めましょう。
解約金・端末返却の注意点
今使っている回線によっては、契約の途中で解約すると「解約金」や「違約金」がかかる場合があります。
ソフトバンクエアーの場合、端末は分割払いで購入する仕組みなため、途中で解約すると残りの端末代を一括で支払わなければならないことも。
特にキャンペーンで割引を受けている場合は、一定期間使い続けることが条件になっている場合もあるので、解約前に必ず確認しておきましょう。
楽天ターボは違約金がかからないのが魅力ですが、端末はレンタル品のため、解約後は返却が必要です。
もし返却を忘れたり、端末が破損していた場合は、損害金が発生することがあるので、返送手続きも忘れずに対応しましょう。
まとめ|楽天ターボとソフトバンクエアー結局どっちが自分に合ってる?
楽天ターボとソフトバンクエアーは、どちらも工事なしで手軽に使えるホームルーター。
それぞれにメリットがあり、どちらが合うかは「何を重視するか」で変わります。
料金・速度・キャンペーン・エリア対応など、比べてみると違いは意外とハッキリ。
自分の使い方や住んでいる場所に合わせて、ぴったりのサービスを選びましょう。
楽天ターボがおすすめな人
楽天ユーザーには、楽天ターボが特におすすめ。
料金もシンプルで、はじめやすく、やめやすいのが魅力です。
ソフトバンクエアーがおすすめな人
通信速度やキャンペーンの充実度はソフトバンクエアーの強み。
長く使うほどお得に感じる内容になっているんです。
このように
と、どちらもメリットがしっかりあるので、あなたの使い方や環境に合ったものを選んで、快適なネット生活をはじめましょう!