光回線サービスで人気の「ドコモ光」と「ソフトバンク光」。
どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ドコモ光とソフトバンク光の違いをわかりやすく比較し、乗り換え方法についても解説します。
自分にぴったりの光回線を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。
ドコモ光とソフトバンク光を徹底比較
ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
対応エリア | 全国利用可(フレッツ光基盤) | 全国利用可(フレッツ光基盤) |
回線速度 | 平均ダウンロード: 274Mbps | 平均ダウンロード: 321Mbps |
工事費 | 完全無料 | 実質無料(26,400円分割支払い) |
プロバイダ | 20社以上から選択可能 | Yahoo! BBのみ |
10ギガプラン | 対応(提供エリア拡大中) | 対応(提供エリア拡大中) |
月額料金 | 戸建て: 5,720円、マンション: 4,400円 | 戸建て: 4,620円、マンション: 3,080円 |
セット割 | 最大20回線、離れて暮らす家族も対象 | 最大10回線、ワイモバイルも対象 |
キャンペーン | キャッシュバック最大100,000円 | キャッシュバック最大71,680円 |
開通までのWi-Fiレンタル | 3ヶ月間無料 | 開通まで無期限無料 |
解約時の違約金 | 戸建て: 5,500円、マンション: 4,180円 | 戸建て: 10,450円(旧契約) |
サポート体制 | 初回無料の訪問サポートあり | 初回訪問サポートは有料 |
ドコモ光とソフトバンク光は、どちらも日本全国で利用できる光回線サービス。
フレッツ光が使える地域であれば、契約が可能です。
また、ドコモ光はドコモのスマホユーザー向け、ソフトバンク光はソフトバンクやワイモバイルのスマホユーザー向けに、それぞれお得なセット割引を提供。
スマホと光回線をセットで契約すれば、毎月の通信費をお得にできますよ。
対応エリアを比較
ドコモ光とソフトバンク光は、どちらも日本全国で利用可能。
これは、両回線がフレッツ光を基盤とした「光コラボレーション」という形で提供されているためです。
ただし、エリア内であっても、建物の構造や周囲の環境によっては契約ができない場合があります。
エリアの対応状況は、NTT東日本・西日本が提供している「提供エリア検索」で確認可能。
なお、フレッツ光の設備が利用できないエリアでは、ドコモ光やソフトバンク光も利用できません。
回線速度の比較
ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
平均ダウンロード速度 | 274Mbps | 321Mbps |
平均アップロード速度 | 244Mbps | 267Mbps |
応答速度 | 20.2ms | 15.8ms |
「みんなのネット回線速度」というサイトで計測した平均速度では、ソフトバンク光の方がドコモ光より速いという結果が出ています。
特にダウンロード速度はソフトバンク光が321Mbps、ドコモ光が274Mbpsと大きな差になりました。
ただし、どちらのサービスもフレッツ光のネットワークを使用しているため、基本的な通信品質はほぼ同様。
工事費の比較
ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
工事費 | 完全無料 | 実質無料(分割支払い:26,400円) |
途中解約時 | 残債なし | 残額一括請求 |
ソフトバンク光では、工事費が「実質無料」。
これは、工事費を分割で支払う一方で、その支払い額と同額が毎月の利用料金から割引される仕組みだからです。
そのため、分割払いが完了すれば、結果的に工事費はかからなくなります。
ただし、分割払いが終わる前に解約した場合は、残っている工事費を一括で支払う必要があるので注意が必要。
工事費の負担を避けたい方には、ドコモ光のように工事費が完全無料の光回線を選ぶのも一つの方法です。
プロバイダの比較
ドコモ光では、プランによって20種類以上のプロバイダから自由に選べます。
以下のようなプロバイダがドコモ光では利用可能で、希望に合ったものを選べるのが特徴。
また、ドコモ光のおすすめプロバイダは、利用者の口コミや検証結果が公開されているため、初めて利用する方でも選びやすくなっています。
一方、ソフトバンク光ではプロバイダが「Yahoo! BB」に限定。
プロバイダ選びに迷いたくない方や、シンプルな契約を希望する方には、このシンプルさが魅力です。
なお、ドコモ光とソフトバンク光はどちらも、回線利用料とプロバイダ利用料がセットで請求されるため、料金体系がわかりやすく管理しやすい点も共通しています。
どちらも10ギガプラン対応
ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
プロバイダ選択 | 20社以上から選択可能 | 「Yahoo! BB」のみ |
10ギガプラン | 対応(提供エリア拡大中) | 対応(提供エリア拡大中) |
月額料金(10ギガ) | 1ギガプランより+約1,000円 | 1ギガプランより+約1,000円 |
実際の速度目安 | 1~5Gbps程度 | 1~5Gbps程度 |
ドコモ光とソフトバンク光の両方で、最大10Gbpsの高速通信に対応した「10ギガプラン」が利用可能。
10ギガプランは、通常の1ギガプランに比べて理論上は約10倍の通信速度を実現しますが、実際には環境や回線状況によって影響を受け、1~5Gbps程度になる場合が一般的。
また、このプランは月額料金が1ギガプランより約1,000円ほど高くなり、さらに周辺機器も10ギガ対応のものが必要です。
そのため、特別に高速通信が必要な方以外には、通常プランのほうがコストパフォーマンスが良いかもしれません。
ちなみに現在、10ギガプランの提供エリアは関東や関西の一部地域に限られていますが、今後は徐々に拡大されていく予定です。
月額料金の比較
ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
戸建て料金 | 5,720円(税込) | 4,620円(税込) |
マンション料金 | 4,400円(税込) | 3,080円(税込) |
ソフトバンク光は、ドコモ光と比べて戸建て・マンションともに月額料金が1,000円以上安く設定されています。
また、両方ともプロバイダ一体型の光回線サービスを提供しているため、フレッツ光のように別途プロバイダ料金を支払う必要がありません。
そのため、月々の通信費を抑えられます。
さらに、対象スマホとセットで契約すると、毎月1,000円程度の割引が受けられるため、よりお得に利用することが可能。
セット割を比較
ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
対象端末 | ドコモスマホ | ソフトバンクスマホ(ワイモバイル含む) |
割引額 | 最大1,100円引き | 【ソフトバンク】最大1,100円 【ワイモバイル】最大1,650円 |
適用回線数 | 最大20回線 | 最大10回線 |
割引対象 | 離れて暮らす家族も対象 | なし |
適用条件 | 特になし | 固定電話を含む指定オプション加入 |
セット割に関しては、ドコモ光の方が優れており、最大20回線まで割引が適用。
ソフトバンク光が10回線までの対応に対して、倍の回線数に対応しているため、離れて暮らしている家族のスマホ料金も割引の対象となり、より多くの恩恵を受けられます。
一方、ソフトバンク光ではセット割を利用するためには、月額550円のオプションパックへの加入が必要。
しかし、オプション料金を支払っても、それ以上の割引が適用されるため、結果的には十分お得になります。
そのため、追加費用について過度に心配する必要はないでしょう。
キャンペーン内容を比較
ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
セット割 | ドコモ光セット割 | おうち割 光セット |
キャッシュバック | 最大100,000円 | 最大71,680円 |
工事費 | 完全無料 | 実質無料 |
ルーター貸出 | 無料レンタル | ホームルーター無料レンタル |
モバイルWi-Fi貸出 | 工事まで無料貸出 | 工事まで無料貸出 |
※上記は、最もお得な窓口から申し込んだ場合の内容です。
新規契約では、ドコモ光のキャッシュバック額がより高額。
一方、他社から乗り換える場合は、ソフトバンク光の方が高額な特典を受けられます。
開通までのWi-Fiレンタルの比較
このサービスは「仮設Wi-Fi」や「つなぎWi-Fi」とも呼ばれ、光回線が開通するまでインターネットが使えない方に向けて提供されています。
そのため、光回線を申し込んだ方が、追加オプションとして利用可能。
ドコモ光とソフトバンク光の両社がこのサービスを用意しており、基本的な条件はほぼ同じです。
ドコモ光では、Wi-Fiを最長3ヶ月間無料でレンタルができます。
一方、ソフトバンク光は開通するまで無期限で無料レンタルが可能。
一見、ソフトバンク光の方がメリットがあるように思えるかもしれませんが、そうとも言い切れません。
一般的に、光回線の開通工事は2ヶ月ほどで完了するため、ドコモ光の3ヶ月間無料サービスでも十分対応できるでしょう。
解約時の違約金を比較
ドコモ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
戸建てタイプ | 5,500円 | 10,450円(2022年6月30日以前の契約) 基本料金1ヶ月分(2022年7月1日以降の契約) |
マンションタイプ | 4,180円 | 10,450円(2022年6月30日以前の契約) 基本料金1ヶ月分(2022年7月1日以降の契約) |
ドコモ光とソフトバンク光の解約時に発生する違約金を比較すると、どちらも4,000円~5,000円程度とほぼ同じ水準。
また、解約金の金額は契約しているプランによって異なり、基本的には解約する前月の月額料金と同額になります。
サポート体制を比較
サポート内容を比較すると、ドコモ光は初回無料の訪問サポートが付いており、サポートが充実。
一方、ソフトバンク光も訪問サポートを提供していますが、こちらは有料サービスになります。
特に初回の接続設定には時間がかかる場合が多いため、無料サポートを利用する方が多いようです。
そのため、初回の訪問サポートを無料で受けたい方には、ドコモ光の方がおすすめと言えるでしょう。
他社回線からドコモ光・ソフトバンク光への乗り換え方法
現在、他の光回線からドコモ光やソフトバンク光への乗り換えを、検討している方にご案内。
フレッツ光やビッグローブ光、OCN光などの光コラボ回線をご利用中の場合、特別な工事をせずに簡単な手続きのみでドコモ光やソフトバンク光へ乗り換えることが可能(転用または事業者変更の手続き)。
まずは、希望する回線(ドコモ光またはソフトバンク光)に申し込みを行いましょう。
今契約している回線は、手続きが完了するまで解約する必要はありません。
手続きから開通まで、1~2週間ほどかかります。
乗り換えの流れは以下の通り。
ドコモ光やソフトバンク光から申し込みを行い、自分に合った回線を選びましょう。
ドコモ光が向いている方
ドコモ光は、以下のような方におすすめです。
ドコモユーザーなら、ポイントを活用しながらお得に利用できるドコモ光が最適。
ソフトバンク光が向いている方
ソフトバンク光は、次の条件に当てはまる方におすすめ。
ソフトバンクやPayPayを日常的に活用している方には、特典が充実したソフトバンク光がおすすめです。
【まとめ】ドコモ光とソフトバンク光の違い
ドコモ光とソフトバンク光は、全国で利用できる光回線サービスで、どちらもフレッツ光を基盤とする「光コラボレーション」によって提供されています。
どちらも最大1Gbpsの通信速度に対応しており、スマホとのセット割を利用すると、毎月の通信費をお得に抑えることが可能。
ドコモ光は、20社以上のプロバイダから選べ、最大20回線までセット割が適用されるため、家族でドコモスマホを利用している方に向いています。
一方、ソフトバンク光は月額料金が比較的リーズナブルで、PayPay残高での支払いなど特典が豊富なため、ソフトバンクやワイモバイルのユーザーにおすすめ。
このように、スマホ契約や利用スタイルに合わせて、ドコモ光またはソフトバンク光を選びましょう。