フレッツ(FLET’S)光とビッグローブ(BIGLOBE)光の「どちらに乗り換えたほうがいいの?」「料金や速度はどう違うの?」といった疑問をお持ちではありませんか?
結論として、新規契約でも乗り換えでも、ビッグローブ光がおすすめ。
その理由は、次の4つのポイントにあります。
どちらのサービスも回線品質は同じですが、ビッグローブ光は料金やキャンペーン面で圧倒的に優れています。
この記事では、料金やキャンペーンなど、さまざまな角度からフレッツ光とビッグローブ光の違いを比較し、それぞれの特徴を詳しく解説しますのでお役立てください。
フレッツ光とビッグローブ光を比較
まずは、フレッツ光とビッグローブ光の主な違いを、分かりやすくまとめた表を見てみましょう。
フレッツ光 | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
通信速度 | 平均下り:220Mbps 平均上り:187Mbps 応答速度:22.6ms |
平均下り:230Mbps 平均上り:182Mbps 応答速度:20.6ms |
IPv6対応状況 | IPv6(プロバイダ依存) オプション料金:プロバイダ依存 |
IPv4 over IPv6 オプション料金:無料 対応ルーター必要 |
提供エリア | 全国利用可(NTT回線) | 全国利用可(NTT回線) |
初期費用 | 戸建:19,800円 マンション:16,500円 事務手数料:880円 |
工事費無料キャンペーン 事務手数料:3,300円 |
月額料金 | 戸建:3,080円 ~ 6,930円 マンション:2,200円 ~ 5,940円 |
戸建(2年契約):5,698円 マンション(3年契約):4,378円 |
スマホ割引 | 対象外 | auスマホ1台につき550~2,200円割引(条件あり) |
キャンペーン | キャッシュバック 月額料金割引 |
最大62,000円キャッシュバック 月額料金最大6か月無料 |
プロバイダ | 約300社から選択可 | 固定(ビッグローブ) |
サポート体制 | 電話 / オンライン 訪問サポート(有料オプション) |
電話 / オンライン 「法人コンタクトセンター」対応 |
解約金 | 最低利用期間:2年更新 解約金:10,450円+プロバイダ料金 |
2年更新:10,450円 3年更新:22,000円 |
このように、フレッツ光とビッグローブ光の両サービスは提供元や料金プラン、特典内容などに違いがあります。
また、フレッツ光は、NTT東日本とNTT西日本が提供する光回線サービス。
フレッツ光のサービスを利用する際は、別途プロバイダとの契約が必要なため、月額料金がやや高めです。
一方、ビッグローブ光は回線サービスとプロバイダを一体化したプランを提供しており、コストを抑えて利用できるのが特徴。
それでは、フレッツ光とビッグローブ光の違いについてさらに詳しく見ていきましょう。
通信速度の比較
フレッツ光とビッグローブ光の通信速度に大きな差はありません。
以下は、みんなのネット回線速度(みんそく)のデータをもとにした比較表です。
フレッツ光 | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
平均速度(下り) | 220Mbps | 230Mbps |
平均速度(上り) | 187Mbps | 182Mbps |
応答速度 | 22.6ms | 20.6ms |
-
- 通信速度の単位「bps」
bpsとは、1秒間に送受信できるデータ量を表す単位。この数値が大きいほど通信が速くなります。 - 応答速度の単位「ms」
msは、データのやり取りにかかる時間。数値が小さいほど応答が速いとされています。 - 「下り」と「上り」の違い
「下り」はダウンロード時の通信、「上り」はアップロード時の通信を指します。
- 通信速度の単位「bps」
例えば、1GBのデータをダウンロードする場合、フレッツ光とビッグローブ光の通信速度の差は1秒以下となり、実際にはほとんど違いを感じないでしょう。
IPv6対応状況
フレッツ光とビッグローブ光どちらのサービスも、新しい通信規格であるIPv6に対応しています。
フレッツ光 | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
対応規格 | IPv6(プロバイダ依存) | IPv4 over IPv6 |
オプション料金 | プロバイダにより異なる | 無料 |
ルーター要件 | プロバイダ指定 | IPv6対応ルーター必要 |
上記表のようにビッグローブ光の特徴としては、「IPv4 over IPv6」という技術を採用しており、多くのサイトで高速通信が可能。
ただ、このオプションは無料で利用できますが、対応ルーターが必要になります。
また、フレッツ光の特徴としては、IPv6の利用条件は契約するプロバイダによって異なります。
なお、オプションの申し込みや追加料金が発生する場合もあるため、事前に確認しておく必要があるでしょう。
サービス提供エリア
フレッツ光もビッグローブ光も、日本全国で利用できるサービス。
その理由としては、どちらもNTTの通信回線を利用しているからです。
つまり、フレッツ光が使える地域なら、ビッグローブ光も問題なく利用可能。
逆に、フレッツ光が提供されていないエリアでは、ビッグローブ光も利用できません。
初期費用
フレッツ光 | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
初期工事費 | 戸建:19,800円 / マンション:16,500円 | キャンペーンで無料 |
事務手数料 | 880円 | 3,300円 |
ビッグローブ光では、3年ごとの自動更新プランを選ぶと、初期工事費が実質無料になるキャンペーンを実施。
このため、初期費用を抑えて契約することができます。
一方、フレッツ光の工事費は基本的に有料ですが、時期によっては工事費が半額になるキャンペーンが実施される場合もあり。
通常フレッツ光では、初期費用が発生することを念頭に置いておきましょう。
月額料金の比較
フレッツ光 | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
戸建て | 最安3,080円 ~ 最高6,930円 | 2年契約:5,698円 / 3年契約:5,478円 |
マンション | 最安2,200円 ~ 最高5,940円 | 2年契約:4,488円 / 3年契約:4,378円 |
フレッツ光とビッグローブ光の料金で大きな違いは、プロバイダ料金が含まれているかどうかです。
ビッグローブ光は、月額料金にプロバイダ料金が含まれていますが、フレッツ光ではプロバイダ料金を別途支払う必要あり。
スマホ割引サービス
対象 | 割引額 | 条件 | |
---|---|---|---|
ビッグローブ光(auスマートバリュー) | auスマホ(1台あたり) | 550円 ~ 2,200円/月引き | 固定電話の契約が必要 |
ビッグローブ光(auセット割) | auスマホ(1台あたり) | 550円 ~ 1,320円/月引き | 条件なし |
フレッツ光 | 対象外 | 割引なし | 特になし |
ビッグローブ光では、auユーザー向けの「auスマートバリュー」や「auセット割」が利用可能。
「auスマートバリュー」を適用するには、ビッグローブ光の固定電話サービスを契約する必要があります。
そのため、固定電話を利用する方にとっては、スマホの料金が割引されるお得なプラン。
一方で、「auセット割」は固定電話の契約が不要なので、より手軽に利用できるでしょう。
キャンペーンの内容
キャンペーンの充実度では、ビッグローブ光がフレッツ光を上回っています。
以下に主なキャンペーン内容を、まとめましたのでごらんください。
キャンペーン内容 | |
---|---|
フレッツ光 | ・代理店によるキャッシュバック ・月額料金割引(光はじめ割) |
ビッグローブ光 | ・最大62,000円キャッシュバック ・月額料金最大6か月無料 ・キャッシュバック条件がシンプル ・工事費が実質無料 |
プロバイダ
フレッツ光では、約300社のプロバイダから選択可能。
一方で、ビッグローブ光はプロバイダが固定されており、「ビッグローブ」のみが提供されています。
プロバイダを自由に選べる光回線の場合、選んだプロバイダによって特典やキャンペーンの内容が大きく異なるのが特徴。
たとえば、月額料金の割引など、独自のキャンペーンを展開しているプロバイダもあります。
サポート体制
フレッツ光 | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
基本サポート | 電話/オンライン | 電話/オンライン |
法人向けサポート | 法人専用窓口あり | 「法人コンタクトセンター」が対応 |
フレッツ光とビッグローブ光のサポート体制は、基本的に電話やオンラインでの対応となります。
ただフレッツ光では、有料オプションで訪問サポートを受けることも可能。
ビッグローブ光の法人向けサポートは、専用窓口である「法人コンタクトセンター」が対応し、迅速なトラブル解決が期待できます。
また、フレッツ光では「オフィスまるごとサポート」という有料オプションを利用すれば、法人向けのトラブル対応が可能。
個人利用の口コミでは、フレッツ光のカスタマーサポートに対する評価が高い傾向があります。
特に、電話が混み合う時間帯でも比較的スムーズに繋がり、オペレーターの対応が親切で丁寧だという意見が多く寄せられていました。
また、Wi-Fiルーターの不具合時には、迅速な対応を受けられたという事例も報告されています。
解約金
フレッツ光 | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
最低利用期間 | 2年ごとの自動更新 | 2年ごとの自動更新 / 3年ごとの自動更新 |
解約金 | 10,450円(プロバイダの解約金が別途発生) | 2年更新:10,450円 3年更新:22,000円 |
ビッグローブ光は、光回線とプロバイダが一体型の契約であるため、解約金は一括で請求されます。
ただし、契約プランによって解約金の金額が異なる点には注意が必要。
一方、フレッツ光は光回線とプロバイダが別契約のため、解約時にはそれぞれの解約金が発生します。
そのため、プロバイダの最低利用期間を事前に確認することが重要。
最近では、通常の契約で最低利用期間を長く設定しているケースは少ないものの、キャンペーン適用時には契約期間が延びる場合もあるため、契約時に詳細をしっかり確認しておきましょう。
フレッツ光とビッグローブ光を乗り換える際の注意点
フレッツ光からビッグローブ光、またはその逆に乗り換える場合、以下の4つのポイントに注意が必要。
以下に、それぞれの注意ポイントを詳しく説明します。
フレッツ光にはスマホ割引が適用されない
フレッツ光では、スマホ料金と連動した割引サービスがありません。
そのため、auやUQモバイル、BIGLOBEモバイルを利用している方がビッグローブ光からフレッツ光に切り替えると、スマホ料金が高くなる可能性があります。
たとえば、家族5人でauスマートバリューを利用していた場合、フレッツ光に乗り換えると月々の料金が5,500円も高くなるケースあり。
このようにスマホセット割を活用している方にとって、フレッツ光への乗り換えは避けたほうが良いかもしれません。
契約更新月以外の解約には違約金がかかる
フレッツ光もビッグローブ光も、契約更新月以外で解約すると違約金が発生します。
「更新月」とは、契約期間の終了時に費用をかけずに、解約やプラン変更ができるタイミングを指しています。
フレッツ光の契約期間は2年、ビッグローブ光は2年または3年。
そのため、解約の際には更新月を確認することをおすすめします。
ただし、フレッツ光からビッグローブ光に切り替える場合、「転用」という手続きを行うと違約金がかかりません。
転用とは、フレッツ光の既存回線をそのまま利用して、ビッグローブ光に移行する方法です。
そのため、転用手続きでは工事費用も発生しないため、スムーズに乗り換えが可能。
一方、ビッグローブ光からフレッツ光に戻る場合は工事費用はかかりませんが、違約金が発生する場合がありますのでご注意ください。
フレッツ光はプロバイダの解約金がかかる場合がある
フレッツ光では、契約しているプロバイダによっては解約金が発生する場合があります。
プロバイダによりますが、更新月以外の解約で5,000円前後の費用がかかるケースが多くあります。
なお、この解約金は転用時にも適用される場合があるので注意が必要。
ただし、毎月の料金負担を早めに軽減できることを考えると、解約金を支払ってでもビッグローブ光に移行したほうが結果的にお得になる場合もあります。
フレッツ光を解約するとポイントが失効する
フレッツ光を解約すると、それまでに貯めたポイントのすべてが失効。
そのため、乗り換えの前にポイントを商品やギフトカードに交換するなど、しっかり活用しておくとよいでしょう。
フレッツ光がおすすめの人
業務での利用を考えている方には、フレッツ光の「オフィスまるごとサポート」が非常に便利。
オフィスでは、ビジネスフォンや複雑な通信機器が利用される場合が多く、トラブルが発生すると業務に大きな支障が出る可能性があります。
そうした場合でも、フレッツ光は迅速に対応できるサポート体制が整っています。
特に、法人契約や事業用途での利用を検討している方には、安心して利用できるフレッツ光が最適といえるでしょう。
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ビッグローブ光がおすすめの人
ビッグローブ光は、NTTのフレッツ光を基盤とした光コラボレーションサービスで、安定した通信環境を提供しています。
また、フレッツ光よりも月額料金が安く設定されているため、コストパフォーマンスを重視する方にとって魅力的な選択肢。
そのため、手頃な価格で安定した高速通信を利用できるなら、ビッグローブ光を選ばない理由はないでしょう。
つまり、リーズナブルで快適なインターネット環境を求める方には、ビッグローブ光を強くおすすめします。
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【まとめ】フレッツ光とビッグローブ光の違いを比較
フレッツ光とビッグローブ光は、どちらもNTTの回線を使ったインターネットサービスですが、料金やキャンペーン内容に異なる点があります。
ビッグローブ光は、プロバイダ料金が含まれた一体型プランで、月額料金が安く、auスマホの割引や最大62,000円のキャッシュバックなど、お得なキャンペーンを多く実施。
また、初期工事費が実質無料になるのも大きなポイントです。
一方のフレッツ光は、プロバイダを自由に選べるため、より柔軟なサービスが利用でき、法人向けサポートも充実しています。
そのため、コスト重視ならビッグローブ光、法人利用やサポートを重視するならフレッツ光がオススメですよ。